3月11日 午後2:48
実家の家業である民芸品家の事務所で、3月決算に向けて、経理処理をしていました。
向かい合う姉と、他愛も無い会話中、ミシミシミシッて地震の初期微動。「地震だね。」って・・・。
尋常じゃない揺れに、一瞬、ニュージーランドの地震がよぎり、PCとヒーターをOFF。
ガスと給湯器の元栓をしめた。あちこちで、外に向かう人のざわめきに、私も外に向かい、激しい揺れに引きちぎれそうな電線と崩壊しそうな工房を見て、どくどくと血が逆流するような感覚と恐怖を感じ、走り出しそうに揺れる車をみて、「サイドブレーキ引いたっけ?」と、心配になったりしました。
震度は、福島県会津 震度6弱。
事務所に戻り、NHKのFMをつけると、津波に対する非難を、何度も何度も繰り返し呼びかけていました。
南会津の取引先へ出ている主人の携帯は、何度リダイヤルしても、全く繋がらなくて。ようやく繋がった主人から、取引先のテレビで見たという、津波の事を聞きました。
家族は?友達は?大丈夫かな?凄い事が起きてるんだと不安になりました。
あれだけの揺れだったので、自宅に残した愛犬のファンタは大丈夫だっただろうか?
心配しつつ帰宅したら、いつものように”ワンワン”と私達を出迎えてくれて、
生地やリボンや書籍がぎっしりの部屋は、何の被害も無く驚き、安心しました。
あれから10日。
返しきれていませんが、心配メールをいただき、ありがとうございます。
避難所で生活されている皆さんの一刻も早い救済を願い、世界中、日本中からの救援に感謝しています。
この度の震災で、犠牲になられて方々と、ご遺族の皆様に、深くお悔やみ申し上げます。
福島原発の動向を見守りつつ・・・